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投稿日 2022/09/07

ECサイトのSEO対策の重要性

スマートフォンの普及により多くのユーザーにとってECサイトの活用が必要不可欠となった現在。ECサイト市場は急速に成長を遂げています。競争が激しくなる中で自社のサイトの認知を高める方法として様々なものがありますが、中でもSEO対策は効果的な施策の一つ。

そこで今回の記事では、ECサイトにおけるSEO対策の重要性やその方法、注意したい点について解説します。ECサイトの運営をスタートさせようと考える会社様やなかなか集客ができないと悩みを抱えるネットショップの担当者様などに向け、解決のヒントになれば幸いです。

ECサイトの継続的な集客はSEO対策が鍵!

EC市場は2019年のBtoC市場規模が約19.4兆円となっており、2018年からの伸び率は約8%。10年前と比べると約2倍となっており年々成長を続けているのは明らか。この流れは今後も続くと予想されています。

しかし新規でECサイトを立ち上げても訪問してもらえなければ意味がなく、集客に対する対策は運営にあたり非常に重要なものとなります。

自社のサイトにユーザーを誘導する方法としては主にWeb広告やCM、SNSといったメディアが活用されますが、それらの施策は即効性がある反面、費用がかかり続け広告を終了したと同時に集客力が落ちるというデメリットがあり、長期的に集客を行いたいという場合にはSEO対策を徹底してもらうことをおすすめします。

SEOは検索エンジンでの自然検索から上位での表示を狙う対策で、ユーザーの流入数を増加させる目的があります。コンバージョン率の高いキーワードを狙って上位表示できれば広告費も無くPC数を向上させ、顧客を獲得し売上や利益のアップの可能性が期待できるというメリットがあります。

ECサイトのSEO対策で重要なキーワード選定

キーワードの選定はSEO対策の基本。ECサイトへの訪問者数を増やすためには多くのユーザーが検索するキーワードを用いて対策する必要があります。

そのキーワードの選定にはまず、ユーザーが抱く「知りたい、買いたい、やりたい」というニーズに合ったコンテンツを増やし丁寧に作成することが大切。そしてそれを踏まえて以下の点を押さえてキーワードを選ぶと効果的です。

また、キーワードを探す方法としては、競合サイトやAmazon、Googleの検索、ツール等があります。そこで得たサジェストキーワードで検索ニーズが高いと考えられるキーワードを探しましょう。

ロングテールキーワード

複数のワードを組み合わせた複合キーワードで、検索ボリュームが少なくユーザーの意識にきめ細かくアプローチできる為、コンバージョン率が高い事が特徴。またビッグキーワードを含む場合もロングテールキーワードにすることで競合性が低くなります。

具体的な例として「化粧品 プチプラ 20代」「ナイキ スニーカー 厚底 メンズ」等があります。

競合が少ないキーワード

競合やライバルが多いキーワードは検索結果の上位表示が簡単ではありません。選定する際は競合の少ないキーワードを狙うことが推奨します。

購入に直結するキーワード

「買いたい」という意思を持つユーザーは当然最もコンバージョンに近くなります。そのユーザーの気持ちに直接アプローチできるキーワードを入れることはとても重要です。

例:「商品名+価格」「商品名+口コミ」等

ECサイトのSEOはキーワード以外にも対策が必要

役立つコンテンツ

ECサイトに限った話ではありませんが、「ユーザーに役立ち良質なコンテンツ」を作ることはGoogleに評価されるためにも最も重要です。

ECサイトの場合、ユーザーにいかに商品の特徴や魅力を分かりやすく伝えられるかというのが大事なポイント。そこで重要となるのはFAQ(よくある質問)や口コミ、レビューです。特に購入した人の商品レビューは、実際に検討しているユーザーの購入の意思を決定させる大きな要因となっており、コンバージョンを増やすための重要な項目となります。

この他に、取り扱う商品やサービスに関するプロや開発者のインタビュー、スタッフの体験談、画像や動画を使った解説などを入れることでページのオリジナリティを上げることが可能です。

コンテンツマーケティング

自社のECサイトや販売する商品を知ってコンバージョンへつながるために、Webサイトのブログやレビューなどのコンテンツを使ってユーザーが求める情報を発信するマーケティングの手法をコンテンツマーケティングと呼びます。

費用がかかる広告と違い、一度書くと内容に価値がある間は半永久的に集客を見込めます。

楽天のオウンドメディアやトヨタ自動車の「トヨタイムズ」(BtoC)、「freee開業」やサイボウズのオウンドメディア(BtoB)、日本の国内向け、海外向けなど成功事例は多数。

コンテンツマーケティングに取り組む際はECサイトと同じドメインの配下で行うこと、わかりやすい導線を設計すること等、これらの事を確認しながら行いましょう。

タイトル、見出し

タイトルや見出しにもキーワードを含めましょう。特にユーザーが最初に目にするタイトルの前半に重要なキーワードを置くことが大切です。

見てすぐにそのコンテンツが何かわかる、内容をイメージできるような文章にするとクリック率が上がりやすくなります。

ディスクリプション

検索順位ではなくクリック率に影響するディスクリプション。こちらも対策をしてしっかり改善しておきましょう。ここにもキーワードを含め、できるだけ前半に起きます。書き方についてはリスティング広告を参考にすると良いでしょう。

画像

ECサイトは他の一般的なWebサイトと比較して画像の情報が多くなります。そこで画像にalt属性(画像説明の代替テキスト)を設定することでSEO対策をすることが出来ます。

というのもクローラーは画像を判別できずテキストの情報にする必要があるのです。これが設定されていると、エラー等で画像が表示されなくてもテキスト情報が表示され、ここにキーワードを含めておくと内容が分かるようになります。

モバイルフレンドリー

Googleではモバイルフレンドリーかどうかがモバイル端末で検索した際の順位に大きく影響します。

今はスマホを使いECサイトを閲覧するユーザーが多数という状況。必ず対策をしておきましょう。PC版でのボタンの配置や商品説明、レビュー、カートの表示等に気を付け、Googleから無料で提供されているモバイルフレンドリーテストツールを使用してテストすることをお忘れなく。

ECサイトでSEO対策を行う時の注意点

ECサイトのSEO対策での注意する点をいくつかご紹介します。まず、悪意のある重複コンテンツと認識されると、ランキングの低下や最悪検索結果に表示すらされないという対応を受けることがあります。対処法としては、サイズや色違いの商品は別ページに登録せず、同じページ内で購入できるようにしたり、複数のECサイトに掲載している場合には同じものを流用するのではなく各サイトごとにオリジナリティを出すようにしましょう。

また、販売終了した商品を放置することもNG。404エラーの表示や関連商品を紹介するといった対策をしましょう。

そして昨今、個人情報の流出に関するニュースが報道され、問題となっています。ECサイトではクレジットカード番号や個人情報を多く取り扱うため、サイトのセキュリティ対策は必須。ネット上でのデータ通信を暗号化するSSL化を行いましょう。最近はセキュリティについて理解しSSLが適用されているサイトかどうかを理由に利用の判断を行っているユーザーも増えています。

ECサイトの運営に困ったらプロに相談を

以上のようにECサイトの集客に欠かせないSEOですが、上位表示を狙うには競合サイトも多く難易度は高いと言えます。

しかもSEOというのは効果が出るまでに時間と労力がかかり、運用と並行して片手間で作業するのはかなり大変でしょう。また、より効果的で最適なSEOを行うには専門的な仕組みの知識とノウハウが必要になります。そのため会社の内部に対応できる人手やリソースが足りなければ、ぜひ専門のWeb制作会社に相談してみませんか。

株式会社GT-wordsではECサイトのSEO対策だけでなく企画から設計、デザイン、システムの開発、広告運営まで一連の流れをお受けしており、Webサービスの支援、サポートを一元化を実現することも可能です。

これまでに大手の企業を始め、様々な種類のサイトやLPの制作に携わり実績を重ねています。これまでの実績事例は「WORKS」にてご覧くださいませ。合わせて会社の概要もご確認いただければ幸いです。

適切なSEO対策で売り上げの向上を狙うサポートをさせていただきます。ぜひお気軽にお問合せください。

「コンサルティング型制作」でネット集客に活路を

私たちはWebサイトの制作を目的とせず、顧客獲得・人材獲得などのビジネス課題の解決を目的としています。

・ビジネスフレームワークを用いた経営分析に基づくコンテンツ作り

・お客様"らしさ"を徹底的に引き出すデザイン

など、独自のメソッドを用いて制作しておりますので、まずはお問合せくださいませ。

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株式会社GT-works 代表 webディレクター 斉藤銀地 筋トレとシーシャが好きです。